天守指図考察 ―― 二重目安土城天主の1階です。■ 基本構造☆ 石倉内部石垣の高さ 内藤説では、南側石垣高さを、穴太積石垣の、直線に積まれる特徴から、いしくら地面より5.5尺上と計算しながら、北側石垣の計算結果から 石垣高さを13.5尺と考えていますが、一般に、 初期の天守建築では、石垣を正確に積む技術が無かったので、石垣の施工誤差を建物の角で調整して、石垣に合わせて建物が建てられています。 ☆ 「かと」とは門 この階には、「かと」と書かれた部分が三箇所、門が一ヶ所あります。 天守指図では、建物内部の間仕切には「くち」が使われているので、「かと」とは、建物の外と、中をつなぐ「門」をあらわした表現であると思われます。
■ 部屋の用途と配置☆ 主殿・広間 この指図が、過去に行われた復元案よりすぐれている部分は、実は部屋の配置で、 ☆ 正式な入り口は東の御殿からの廊下 一般的に安土城天主の入り口と考えられている、いしくらからの通路を入った場合、地下からの階段を上った先が台所の向かいになる、ということは、いしくらの入り口は、織田家内部の人の通用口で、来客は、本丸御殿からの通路を通って、天守指図に描かれる東南部分の「かと」門の部分から、天主に上ったと思われます。 |
最終更新日時 2006年1月4日 23:13:50 ■天守指図指図と天主台
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