タイトル | : 4つの渡り廊下 |
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投稿日 | : 2007/10/14(Sun) 12:04 |
投稿者 | : 大陸進出 |
淳也さんの1階(二重目)の「かど(門)」に関する洞察は鋭く、目からウロコが落ちました!!
淳也さんが指摘している通り、天守指図には確かに「かど(門)」と書かれた箇所が4つあります!!(東に2つ、西にも2つ)
(東側には内藤案でおなじみの2つ↓)
1.東南(→本丸御殿)、
2.東北(→三の丸江雲寺御殿・浴室?)
(西側にも)
3.南西の隅(→天主前の御白洲?)
4.西側中央(→二の丸御殿?)にも「かど(門)」と書き込まれています。
つまり天主は合計4つの渡り廊下で他の建物と直接結ばれていたのです(なんで今までこのことに気が付かなかったのでしょう…)。
特に東北の「東の御殿より廊下あり」の書き込みが(御)台所の北隣にある(御)物置の場所に書き込まれているのは、確かに要注目だと思います。
淳也さんの説明通り、物置の半地下から外に出ていた可能性があり、内藤昌先生による復元天主台もそれに合わせて見直さなければならない可能性が高く、新たに挑戦し甲斐がある謎解きができました。
安土城の場合、天主は単独でなく、他の御殿(特に二の丸御殿)とセットで復元することが不可欠と確信するようになりました。
内藤案より実際に近く、はるかに素晴らしい復元案になることは確実で、淳也さんの復元案に限っては(もし本になったら)必ず自分の小遣いで購入します。
(初カキコから1年近く経って)この素晴らしいサイトの意義がやっと解りました。ありがとうございました。
P/S
1階北西隅の(大倉との堺に引かれた)直線は段差+欄干ではなく、壁かもしれません(^^)