タイトル | : 安土城天主の復元案採点基準 |
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投稿日 | : 2007/08/18(Sat) 11:19 |
投稿者 | : 大陸進出 |
淳也さん、(「信長公記」と「安土日記」に基づく)安土城天主の復元案の採点基準がもう一つありました!
1.1階(二重目)の外壁が天主台(「天下城」であることを如実に示しています!!)に沿って、石垣と土台の防水&信長防弾の黒漆塗りの鉄板(明かり取りを兼ねた狭間戸付き)をぐるり360度回していること(20点)。
∵天主台の「あの形」に関連のない正方形もしく長方形だと確実に「天下城」ではなくなります!
2.石倉中央に日本列島の中心地点を示す目印があること(例:宝塔、壷)(20点)。
3.入るだけでその目印(=天下の中心)を独り占めできる部屋、通るだけで「天下人」としての自覚と「天下布武」へのモチベーションが自然に高まる通路があること(今、わしは日本の中心を踏んで反対側に移動したぞ!)(例:正面の祈祷室、その真上を通る渡り廊下)(10点)。
4.その目印(=中心地点)を見ながら出陣式が行える能舞台(武家の必須アイテム)があること(10点)。
→(この戦いはこの戦国乱世に終止符を打ち、天下をあまねく平定するために是非とも必要である!その犠牲は天下の秩序を乱そうとする者への最強の見せしめであると同時に、破壊的創造への礎(いしずえ)でもあるから、他大名(例:上杉、毛利、長曽加部、顕如)の戦いとは目線の高さが全然違う!)ことを、能を舞うだけで再確認できる。
5.宣教師の記述(=特に両著に記述がない本丸行幸御殿への渡り廊下)、南下玄興の七言律詩をすべて満たし、補足的にカルタリの木版画や岡山城との類似性が感じとれる外観であること(20点)。
6.「安土日記」と「信長公記」における5階と6階の「挿し違え部分」を再訂正していること(20点)。
→6階天井に天人影向図を描いたもの(∵信長が「天上天下唯我独尊」でいられる部屋がなくなる)
→5階にも高欄を回したもの(∵内柱のない6階を支えるための通し柱が極端に細くなり、そこに梁穴と45度∠の捻れが加わる)は
柱の継ぎ方の提示と縮尺模型での実験結果が必要です。
安土城にハマる理由(ワケ)がよ〜く解りました(^^)。
あとは永徳の屏風が発見されるのを待つだけです!