安土城 掲示板
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タイトルRe: 「真説」というよりは「珍説」
記事No: 332 [関連記事]
投稿日: 2007/05/27(Sun) 19:01
投稿者大陸進出

Re: 「真説」というよりは「珍説」 画像サイズ: 289×289 (33kB) 図書館に佐藤案の新説安土城が入りましたので、早速借りてみました。
CGが多用され、まるで安土城にタイムスリップしたかのようで楽しい本でした。
屏風絵や安土城下町についての記事も充実していました。
しかし、天主閣に関しては皆さんと同感で、内藤案をひっくり返すほどのインパクトはないように思われます。
私には、内藤案が現在のところ唯一の復元案だと思われます。
直接的な土木建築学的資料の裏付けがある唯一の具体的な復元案だからです。
他の方の復元案は、「俺が信長ならこう建てる!」という思い込みを元に、
間接的な見学記に矛盾がない間取りの組み合わせを考えた「参考プラン」に過ぎないように見受けられます。

しかし、僕にも内藤案に対する疑問がないわけではありません。

それは、地下の宝塔(法華経の「宝塔湧出」の再現だそうです)や一重から四重までの吹き抜けと、
そこに架けられた橋や空中舞台(素敵です!)についてではなく、主に内外装の意匠に関してです。

(疑問1)
 寺院に使われる高価な黒漆塗りの華頭窓をわざわざ採用したのに、なぜそれを敢えて目立たなくするかのように、
黒漆塗りの羽目板を窓の肩まで貼り付けたのか?

 また、せっかくの高価な黒漆の羽目板も、あそこまで多用すると安っぽく見えて仕方がありませんし、
何より華灯窓の曲線が奏でる造形美、その並びのリズム感を見事なまでに殺してしまっています。
やはりお寺に使うような超高級建材である黒漆塗りの華灯窓を採用する以上、その美しい曲線が目立つように、壁は白漆喰にし、
更に黒漆の羽目板が貼られていたとすれば、それを最大限生かすように必要最小限に使うのではないでしょうか?
しかも、我々現在日本人に近い感覚と思われる宣教師が「真っ白い塔に太陽が反射して(他の)宮殿全体を明るく照らしていた」
と書いているのに、まるで「カラス城」と言いたくなる真っ黒な天主閣になっています。

(疑問2)
 金箔を貼り付けた七重目の外壁の飾りに、なぜわざわざ何の細工もない安っぽい緑色の格子を嵌め込んでいるのか?

 これではまるで「金箔を貼るカネがもうなくなってシモタ…」と天下に宣言しているようなものではないでしょうか?
 この場合は羽目板とは逆に、どうせ金箔を貼るなら金閣寺のように全部金箔で貼らないと中途半端な気がします。

(疑問3)明の職人、一観が焼いたという「軒端に金箔を貼った薔薇色の瓦(by宣教師)」はどこにいってしまったのか?

(疑問4)(男性、それも天下人となった後は、中国大陸に攻め込もうとしている信長の)七重目の格子天井に、
 なぜまるで女性の部屋のような花鳥(草花)の絵、が採用されているのか?
 儒教や道教など、壁の画題とかけ離れていてチグハグな気がします。信長に女装趣味でもあったのでしょうか?
 扉についても、言葉ではうまく言えないのですが、あまりに豊臣秀吉好み過ぎるような気がします。

以上について、淳也さんの見解をよろしくおねがいします。

蛇足ですが、(1)〜(3)の疑問を解消すべく、お絵描きソフトで私なりの安土城外観修正案を描いてみました。
彦根城に法隆寺夢殿と金閣寺を乗っけたようなお城になってしまいました(笑)。


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