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タイトル「蛇石」についてお教え下さい。
記事No: 274 [関連記事]
投稿日: 2005/06/22(Wed) 23:07
投稿者ド素人

皆様はじめまして。突然お邪魔して申し訳ありません。私は建築・土木はド素人ですが何よりも「安土城」が大好きな者です。以前より興味深くこのサイトを拝見しておりました。皆様のハイレベルな議論にただうなずくばかり、そして大変勉強になります。
この度、ド素人ではありますが前々から疑問に思っていた「蛇石」について皆様にお伺いしたく投稿させていただきました。ズバリ「蛇石」は天主台に眠っているのでしょうか?それとも信長廟でしょうか?御幸御殿の地下なのでしょうか?信長公記やフロイス著書では天主までの引き上げ工事が記述されておりますが最近の天主台の地質調査?では蛇石らしき巨石は発見できず、とありました。皆様はどう思われますでしょうか、ご教示下さいませ。


タイトルRe: 「蛇石」
記事No: 278 [関連記事]
投稿日: 2005/06/27(Mon) 00:35
投稿者淳也

はじめまして、
書き込みありがとうございます。

さて、
「蛇石」と思われる石は、ド素人さんも書かれているように、
信長公記では、「輙御天主へ上させられ」たそうで、
フロイスでは、「もっとも高い建物へ運び上げ」たらしいので、

別系統の二つの文献が、天主に上げたと書いていて、
それほど大きい石は、主郭部分の石垣が完成してしまうと、
石垣を崩さなければ運び出すことは不可能なので、
現在も「蛇石」は、天主に有るものと思われます。


今回、ド素人さんの投稿を読んで、
もう一度、発掘調査報告書のコピーを見てみたのですが、

天主台の石垣が元の地面近くまで掘り起こされているのは、
南側の3/1くらいで、北側の石垣の半分以上は、
現在も土砂に埋まっているようなので、
現在の所、「蛇石」が
天主台の外側石垣に使われている可能性も考えられる状態です。

ということで、この件については、
天主台の外側石垣が全て発掘されるまで保留ということで・・・。


タイトルRe: 「蛇石」
記事No: 287 [関連記事]
投稿日: 2005/07/09(Sat) 13:22
投稿者ド素人

淳也様、ご丁寧な解説ありがとうございました。
蛇石に関する今後の発掘調査に期待をします。
 話は変わるのですが安土天主は様々な復元案があります。みな一様に上から二番目の八角形が特徴です。模型等や書籍でこの復元案を見ると独創性に富んだ建築で後にも先にも安土天主のみです。三重県の伊勢文化村にある「安土城」をみるとほんとにこんな八角形だったのかな?なんて疑問もでてきます。(勉強不足なので根拠はまったくありません)で、ふと思ったのですが実は安土天主八角の段、外観は普通の造形(四角)で内部が八角形のつくりではなかったのかな、と思ったり・・・ 
すみません、ド素人ですのでお許しを。


タイトル八角の段
記事No: 288 [関連記事]
投稿日: 2005/07/11(Mon) 22:51
投稿者淳也

安土城の復元案が、みな一様に上から二番目の八角形の特徴をもっているのは、
安土日記にある「二重目 八角四間ほと有」という記事に拠っています。

私は、安土城天主は、キリスト教の大聖堂を模して作ったと考えているので、
八角の段が安土城以外に存在しないのは、
自分の城の中心部に大聖堂を建てようなどと考えた人物は、
後にも先にも、信長しかいなかったからだと思います。

というより、天守というもの自体、秀吉以降の人物にとって、単なる権力と見栄の象徴で、
「みんなが建てているから自分も建てる」といった動機しかなかったのではないでしょうか?。


タイトル大聖堂風建築、ステキです!
記事No: 289 [関連記事]
投稿日: 2005/07/12(Tue) 22:49
投稿者ド素人

初めての高層建築物が大聖堂風建築とは大変素敵な事です!仮に信玄が謙信が、或いは義元が天下の権を握り権勢誇示の為に主城を建設したとしても信長のような発想、つまり大聖堂建築物にはならなかった事でしょうネ。淳也さんのお考えをお聞きして自分なりに想像したらこれはものすごい内容の建築物だったんだ、と改めて思う次第。主塔外観は唐様と記憶にありますので中国・和風テイストたっぷりな大聖堂という事ですね。そして外観最もインパクトある八角の段、最上階は金色に輝く四方空間、内部内装の絵画は型破り技法の狩野永徳、もはや美術館の域ですね。信長が拝観料とってまで見せびらかしたくなる気持ちは理解できます。
 さて淳也さんは、もし安土山に天主が復元されるとしたら、内藤案復元天主(色調なども含め)が最も近いと思われますか? また伊勢・安土桃山文化村にある「安土城」のデザインはどう思われますでしょうか?(結構圧倒されます。)